溶接などの作業が加わる加工品のブラストで、
「2Bからのビーズブラスト」といったお問合せをよくいただきますが
弊社では「#700からのビーズブラスト」を推奨しております。
その理由を言葉で説明しても中々伝わり辛い為、日々苦戦しております…。
そこで今回は写真を交えてご説明させていただきます。
基材(2B材)・#400品・#700品からの3パターンで、
それぞれ溶接・修正研磨・ブラスト処理を施して見てみましょう。
まずは溶接のみ(溶接修正研磨前・ブラスト前)の写真です。
【基材・#400→溶接】
【#700→溶接】
この時点では修正研磨前の為、特に見た目の差はありませんね。
次に溶接修正研磨後(ブラスト前)の写真です。
【基材・#400→溶接→溶接修正研磨】
溶接修正研磨は#700研磨の為、どうしても基材(2B)部分と#400部分との
見た目の違いがはっきりわかってしまいます。
【#700→溶接→溶接修正研磨】
#700品は修正研磨部分との境目も分からないほどに
綺麗に修正されています。
さて、ブラスト後はどうでしょう?
【基材・#400→溶接→溶接修正研磨→ブラスト】
基材の方は白っぽく、♯400品もバフ目が残留しており
下地の差がわかります。
【#700→溶接→溶接修正研磨→ブラスト】
#700品からの方は修正部分との差がない為
ブラスト後も均一に仕上がります。
いかがでしたでしょうか。
ぜひお客様から聞かれた際にもご活用いただければと思います。